「ほんとにあった怖い話」シリーズの中でも、特に謎めいた存在として語り継がれる「右肩の女」。
このエピソードは、視聴者の実体験を基にしたホラー作品でありながら、その霊の正体や取り憑いた理由は明かされていません。
漠然とした恐怖と人の感情の闇が、よりリアルに感じられます。
「右肩の女」の物語のあらすじからネタバレ、その謎に迫る考察、ロケ地まで詳しく解説します。
まだ見たことがない方も、もう一度見たい方も、新たな視点でこの名作を楽しめます!
- 「右肩の女」のあらすじ
- 「右肩の女」のネタバレ
- 「右肩の女」のロケ地
- 「右肩の女」についての考察
「右肩の女」ロケ地
主人公が働くラーメン店として使われ、物語の不穏な雰囲気をリアルに演出する舞台となっています。
〒238-0243 神奈川県三浦市三崎3丁目3−3
※現在は閉業しています
- この周辺は港町特有の静けさや生活感に加え、少し寂しげな空気が漂うロケーション
- 地元ファンの間でも、「急に空気が変わる場所」「実生活でも何か起こりそうで怖い」という感想が多く寄せられている
※自宅や通勤路の住宅地は都内近郊の一般的な住宅街で撮影されたという情報もありますが、具体的な場所は公表されていません。
日常の延長線に異常な出来事が起こる…という「ほん怖」ならではの怖さを強く際立たせています。
「右肩の女」あらすじ
「右肩の女」は、2012年に放送された「ほん怖」シリーズの中でも特に人気の高いエピソードです。
ある日、付き合っている彼女から霊がついていると言われた利也。 彼女の真美がおはらいまでしてくれたが状況は悪化するばかり。つ いに利也の命を脅かすほどに…(引用:「ほんとにあった怖い話公式HP)

視聴者投稿の実話をもとにした作品であり、霊の正体や取り憑いた理由が明かされないミステリアスな部分が不気味さを際立たせています。
「右肩の女」ネタバレ
ラーメン店オープン後の不可解な現象
脱サラ後、夢だったラーメン店をオープンさせた氷川でしたが、味も場所も悪くないのに客が全然来ません。
原因はアルバイトの恵介の右肩に「上半身だけの女」が絡みついている霊が憑いているためだと気づきます。
上半身だけの女と下半身だけの女の霊
霊をどうにかしようと塩で清めようとするも、恵介の肩から上半身の女を祓った直後、下半身だけの女の霊も現れます。
塩を投げつけ両方の霊を払うと、店の客足は戻り繁盛し始めます。
氷川自身に憑りつく恐怖
ある夜、氷川が眠った後、下半身だけの女が自分の部屋に現れました。
翌朝、鏡を見るとなんと氷川の肩に上半身の女が憑いていたのです。
自分も同じ恐怖に巻き込まれたことを知ります。
最強のお祓い粉末での除霊
氷川はネットで見つけたお祓いの粉末を調合し、自分の肩にかけることで霊を一時的に消すことに成功します。
霊がいなくなり、店も再び繁盛し始めました。
霊の再来と謎の終わり方
しかし安心したのも束の間、再び下半身だけの女が部屋に出現し、続けて上半身の女も姿を現しました。
翌朝には霊の姿は消えていましたが、再び恵介の肩に女の霊が現れており、一件落着とはならない不気味な結末で物語は締めくくられます。
ドラマは日常の中に潜む異常を繊細に描き、多くのホラー好きに深い印象を残しました。
「右肩の女」についての考察
「右肩の女」の元ネタやモデルについては視聴者の実体験投稿を基にしているものの、詳細な実話や特定の事件は公開されていません。
「右肩の女」に登場する霊のモチーフ
ドラマ内ではこの霊は主人公の右肩に寄り添いながら、不安や恐怖を煽る存在として描かれています。
- 生きている人間の強い感情や未練が霊的な形で現れたもの
- 姿をはっきり見せず、不確定な形で存在
- 愛憎や執着、そして未練といった複雑な人間関係の感情が霊の出現に繋がっている
この霊がなぜ主人公に取り憑いているのかは物語内で明確にはされていませんが、霊媒師からは「主人公の女性関係に執着し、離れたくない」という示唆があります。
日本の伝統的な怪談にもこのようなテーマは古くから根付いており、このモチーフが現代的な恐怖感覚と結びついて「右肩の女」の独特の恐怖感が生まれたと思われます。
「右肩の女」が持つ現代的な怖さ
「右肩の女」の怖さは単なる霊の出現や突発的な心霊現象ではなく、日常生活の隙間に入って少しずつ主人公の暮らしを蝕んでいくという点にあるのではないでしょうか。
- 強い「感情」が取り憑きの原因とされる点は、怨霊や生霊の伝統的な解釈と現代の人間関係の複雑さや心理的な負の側面を反映しています。
- はっきり”何か”が分からないものが、心理的な緊迫感の持続でやがて恐怖に変わるのです。
- 「右肩に背負う」重圧と逃げ場のなさを象徴し、視聴者を緊張状態に置き続けます。
こうした現代の視聴者が共感しやすいテーマが、「右肩の女」が長く愛される理由だと思われます。
「右肩の女」キャスト
沢田利也 :岡田将生
伊藤真美 : 蓮佛美沙子
山田健太 : 窪田正孝
渡辺美由紀 : 橋本真実
主演の岡田将生さんをはじめ、実力派俳優たちがリアルな日常と不気味な恐怖を演じています。
キャストの熱演が、この作品の怖さを一層深める重要な要素となっています!
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まとめ・FAQ
「右肩の女」の霊の正体は何ですか?
生霊や未練を持った怨霊とされ、特に主人公の女性関係に執着した強い感情が原因とされています。
詳細な正体は物語の中で明かされず、曖昧な恐怖を演出しています。
「右肩の女」のロケ地はどこですか?
主なロケ地は神奈川県三浦市の港町、特に三崎港のラーメン店が使われています。
自宅や通勤路の住宅地は都内近郊の一般的な住宅街が使われていると推察されますが、具体的な場所は公表されていません。
なぜ霊の正体がはっきりしないのですか?
恐怖を増幅するためにあえて曖昧にされており、視聴者自身が想像力を働かせる余地を残しています。
これが現代ホラーの特徴であり、心理的緊迫感を持続させる効果があります。
キャストの演技で特に注目すべき点は?
主演の岡田将生さんをはじめキャスト全員が、日常のリアリティと霊的恐怖の緊張感を繊細に演じており、物語の没入感を高める大きな要因となっています。
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